午後の陽射しが傾いて
教室の空気は移り変わる
ここにいる理由に
誰も気づかずに
ページの余白に指を置き
君は窓の外を眺めている
空に消えて行く 白い軌跡を見上げて
懐かしさを感じるのは何故だろう?
もう戻らないことを知っていたから?
ノートに引いたその線と
君の横顔を描いたスケッチ
冬の終わりに気づいたことは
夏の初めには忘れてしまうけれど
息を止めて 理由もなく引いた補助線は
二人の距離を示しただけで
答えの出ない問いだけがただ
机の上に残ったまま
📖 冬の終わりに、進路を前にした教室。
授業中に見えたロケットの軌跡と、それを見つめる君。
ノートに引いた補助線は未来を測るためのものだったけれど、
二人の距離を示すことしかできなかった。
❄︎ Title: Winter sketch
At the end of winter, in a classroom before our paths split.
A rocket’s trail seen during class, and you watching it.
The auxiliary lines I drew in my notebook were meant to measure the future,
but they only showed the distance between us.