先送りされた予定
エレベーターの前で立ち止まり
上でも下でもなく
沈黙した時間が過ぎるのを待つ
顔を隠したままやり過ごして
何も選ばずに踏み出さなかった一日
数値だけがカウントされ
存在感だけがうまく測れないまま
気が付けば何度同じ場所を行き来している?
「足を止めて見つめ直す時間も必要だ」と
誰かは言うだろう
言葉はいつも優しく整えられた形で
通り過ぎて行く
それでも時間は流れ
誰にも届かないまま静かに一日は終わっていく
たとえ今日何も変わらなくても
🎧タイトル:踏み出さなかった一日
コロナ禍、
「動いていない=無意味」だと
簡単には言い切れない時間があった。
整えられた言葉が通り過ぎていくなかで、
数値にも評価にもならない一日をそのまま残してみました。
たとえ今日何も変わらなくても。
🎧Title: A Day I Didn’t Step Forward
During the pandemic,
there were moments when
“not moving” could not simply be called meaningless.
As well-ordered words kept passing by,
I chose to leave a day untouched—
one that could not be measured or judged.
Even if nothing changes today.