糸井重里さんの「今日のダーリン」(ほぼ日)を読んで、考えたこと・雑感を書く。
糸井さんは社内ゲームで「ミスター・ボリュームゾーン」と呼ばれているらしい。
多数派が選ぶ数字をいつも選んでしまう。
でもその「自然に多数が考えることを考えてしまう」感覚のどこかに、
仕事の秘密が隠れているかもしれない、と。
これを読んで思ったのは、Xのアルゴリズムが編み上げるTLこそ、
巨大な「ボリュームゾーン」なのではないか、ということ。
広告記事もバズ投稿もトレンドも、多数の関心が自然と集まる場所にアルゴリズムが
糸を張って織り上げた織物。 ぼくらは毎日、その織物の上を歩いている。
ぼくがXでやっていること——
気になる記事や広告をリポストし、並置し、突き合わせて相対化し、
そこから現代社会の問いを引き出そうとすること——
に名前がなかった。
sampling、typing(typology)、researchという語が近いと感じてきたけれど、
どれも部分しか捉えない。
考えた末に辿り着いた造語が unthreading。糸(thread)を解く(un-)こと。
アルゴリズムが編んだ織物の糸を一本ずつ引き抜いて、なぜこう編まれているのかを見る行為。
SNSのスレッドを解体し、そこに織り込まれた不可視の力学を露わにすること。
糸井さんの名前に掛けたわけではないけれど、😅