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エッセイ:靖国通りと《花》から見る、東京の記憶 ――「冬が来るなら、春がはるかに遠いことがありえようか?」
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君のいない週末

光のプリズム UNWEAVING THE LIGHT

青空を見上げた瞬間

風が僕らのあいだを通り抜け


飛ばされそうになる帽子を押さえたら

光と寄せる波の冷たさを感じて


透き通る瞳で覗き込まれると

まるですべて見透かされてるようで


「変わらないね」その後の言葉は聞きとれずに

心の中に広がって行った


気持ちが打ち解けたら上手く伝えられるけれど

時間は浮かべたボートを押し流して行く


次第に風は止んで行き あの夏の午後に戻る

還らない季節が移り変わるのを感じながら


そして君がいなくなったいまも

太陽はそこで輝いている

この海が夏の終わりを告げた後も



タイトル:光のプリズム UNWEAVING THE LIGHT


青空に飛ばされそうになる帽子、

光と寄せる波のつめたさ。

聞き取れなかった言葉と、

うまく伝えられなかった気持ち。

還らない季節の中で過ぎていく時間を描いた歌です。



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